硬化療法
硬化療法は、下肢静脈瘤の治療法の一つです。静脈瘤にポリドカスクレロール(硬化剤)を注入し、静脈の内膜を障害させることで血栓形成を促し閉塞させる方法です。術後は1週間から1ヶ月程度、弾性ストッキングによる圧迫によって再疎通を予防します。この閉塞した静脈瘤は徐々に吸収され、数か月以内にかけて目立ちにくくなっていきます。
硬化療法は、3mm以下の静脈瘤や伏在型静脈瘤の術後に残存する側枝型静脈瘤など見た目が気になる方に適した治療法です。
治療箇所の数にもよりますが、片足10分〜20分程で終わり、治療に用いる針も細いため身体への負担が少ないなど、多くの患者様におすすめできる治療法です。