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あなたの日常に潜むリスク(2/2)ー深部静脈血栓症(DVT)ー

あなたの日常に潜むリスク(2/2)ー深部静脈血栓症(DVT)ー|東京都中野駅すぐの下肢静脈瘤・透析シャントの日帰り手術|東京中野血管外科クリニック -下肢静脈瘤・透析シャント-

2026年3月27日

あなたの日常に潜むリスク(2/2)ー深部静脈血栓症(DVT)ー
深部静脈血栓症(DVT)啓発記事 第2話
【第2回/全2回】今日から守れる命——深部静脈血栓症(DVT)の診断・治療・予防法
<第1回のおさらい> テレワーク・筋肉トラブル後の安静・医療機関以外で購入したピルなど、日常に潜むDVTリスクを解説しました。今回は具体的にどう診断・治療・予防するかを解説します。

あなたはハイリスク?DVTになりやすい人チェックリスト

  • テレワーク・長時間のデスクワーク(1日6時間以上)
  • スポーツ外傷・筋肉トラブル後の安静中
  • 経口避妊薬の内服
  • 長距離フライト・長距離バス移動(3時間以上)
  • 入院・術後・長期療養中
  • 悪性腫瘍(がん)の治療中
  • 妊娠中・産後
  • 喫煙習慣
  • 肥満(BMI 30以上)
  • 過去にDVT・肺塞栓症を発症したことがある

エコノミークラス症候群との関係

一般的に言われるエコノミークラス症候群は深部静脈血栓症だけでなく、血栓が肺に飛んで詰まった状態(肺塞栓症)の合併状態のことを言います。飛行機だけで引き起こされるイメージがあるかもしれませんが、長距離バスやテレワーク中の長時間座位・車中泊・避難生活でも起こります。

近年、テレワーク中の深部静脈血栓症予防が課題となっています。


どうやって診断するの?

血液検査 血栓が疑われる際にはD-ダイマーを測定します。D-ダイマーは血栓が形成されると上昇します。
感染など炎症でも上昇する事もあります。
下肢超音波検査 侵襲がなく、血管を映し出し静脈の血栓を確認します。経験のある検査技師、医師により行われます。皮膚から深いところの検査は難しいです。
造影CT検査 超音波検査では観察できない肺やお腹などに血栓が疑われる際に行うレントゲン検査です。造影剤を投与することで血栓の有無が評価できます。

治療法について

抗凝固療法

血栓を溶かす作用のある内服薬(DOAC・ワーファリン)や注射薬(ヘパリン)を投与します。

圧迫療法

弾性ストッキングの着用です。下肢の血流を助けむくみの抑制・痛みを軽減。合併症である血栓後症候群の予防を図ります。

カテーテル治療

詰まった血管を風船付きカテーテルで拡げ、血流を再開させる治療やカテーテルから血栓を溶かす薬剤を患部に直接投与することで血栓を溶かす治療です。(血栓溶解療法)

下大静脈フィルター

肺塞栓予防のために行われます。抗凝固療法が困難な方に血管内フィルターを留置することで心臓や肺に血栓が飛ぶのを防ぎます。


今日からできる!DVT予防の5つの習慣

  1.   2時間に1回は立ち上がって歩く
      テレワーク中も時間を決めて動きましょう。
  2.   つま先の上下運動(フットポンプ運動)
      座ったまま行えるふくらはぎのポンプ作用を促す運動です。
  3.   こまめな水分補給
      1日1.0〜1.5リットルを目安に。食事が少ない時はより多めに水分補給しましょう。
  4.   弾性ストッキングの着用
      日中の着用が基本です。長時間坐位になる際に着用。
  5.   ピルは必ず医療機関で処方してもらう
      ネット・SNS・個人輸入による入手は絶対に避けてください。


災害時にも注意!避難生活とDVT

車中泊・避難所での長期生活によるDVT発症が社会問題となっています。狭い車内での長時間の座位、坐位での入眠、トイレを我慢することによる水分摂取制限、ストレスや疲労——これらすべてがDVTのリスクを高めます。

災害時こそ、定期的な足の運動と水分補給、弾性ストッキングの着用が命を守ります。

まとめ|覚えておくべきDVTの3つのポイント

Point 1
片足だけの腫れ・痛みは「DVTのサイン」かもしれない
Point 2
テレワーク・安静・ピル内服……あなたの日常にリスクが潜んでいる
Point 3
ハイリスクの方は、突然の呼吸困難・胸痛は「肺塞栓症」の可能性


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