2026年3月18日

あなたの日常に潜むリスク——
「まさか自分が?」深部静脈血栓症(DVT)を知る
あなたの”日常”に、すでに潜んでいるかもしれない
深部静脈血栓症(DVT)は、特別な病気を抱えた人だけの話ではありません。あなたのごく普通の毎日の中に、知らないうちにリスクが忍び込んでいます。健康そうに見える人でも、ある条件が重なれば誰にでも起こりうる、それがDVTの怖さです。
意外と身近に潜んでいるリスク ── 3つの”まさか”
「通勤なし・会議はオンライン・昼食もデスク前」で、気づけば6〜8時間、トイレ以外で一度も立ち上がっていない…。そんな生活をしていませんか?
ふくらはぎの筋肉は「第二の心臓」と呼ばれ、歩くことで血液をポンプのように押し上げます。座りっぱなしはこの機能を停止させ、下肢の血流を滞らせます。
肉離れや捻挫をした後、「とにかく動かさないように」と長期間安静にしていませんか?確かに患部の保護は大切ですが、過度な不動はDVT発症の大きな引き金になります。
「患部を守る」ことと「血流を止めない」ことは両立できます。
経口避妊薬(ピル)に含まれるエストロゲンは、血液を凝固しやすくする作用があり、DVT発症リスクを2〜4倍に高めるとされています。
医療機関では処方前に必ず血栓リスクのチェックや問診が行われますが、個人輸入やSNS販売、海外通販にはその安全確認プロセスが一切ありません。
そもそも「深部静脈血栓症(DVT)」とは?
目には見えない足の筋肉内にある「深部静脈」に血の塊(血栓)ができる病気です。通常、血液はスムーズに流れますが、何らかの原因で流れが悪くなると、血管の中で血が固まってしまいます。
こんな症状は要注意! DVTのサイン
| 症状 | 詳細 |
|---|---|
| 片側の足の腫れ・むくみ | 左右差を伴った急激な腫れが代表的なサインです。片方だけパンパンに張っている場合は要注意。 |
| ふくらはぎの痛み | 歩行時や、手で押さえた時に痛みが強まることが多いです。筋肉痛と勘違いしやすいので注意。 |
| 突然の呼吸困難・胸痛 | 血栓が肺に飛んだ(肺塞栓症)可能性があります。極めて危険なサインです。 |
なぜ起こる? DVTの3大原因(Virchowの三徴)
1. 血流の停滞
血液の流れが遅くなること。
テレワークでの長時間の座り姿勢や、怪我による安静がこれに当たります。
2. 血液凝固能の亢進
血液が固まりやすくなること。
ピルの服用、悪性腫瘍(がん)、脱水状態などが原因となります。
3. 静脈壁へのダメージ
血管の内側が傷つくこと。
手術、カテーテル検査、スポーツ外傷などがきっかけになります。
