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下肢静脈瘤専門外来

下肢静脈瘤専門外来|東京都中野駅すぐの下肢静脈瘤・透析シャントの日帰り手術|東京中野血管外科クリニック -下肢静脈瘤・透析シャント-

下肢静脈瘤とは

下肢静脈瘤は良性の病気ですので急に悪化したり、命にかかわったりといったことはありません。しかし、自然に治る事はなく、足のだるさやむくみなどの症状が慢性的に起こるため、生活の質(QOL)を低下させます。放置しておくと徐々に症状は悪化していき、皮膚炎や色素沈着、難治性潰瘍を形成する場合もあります。その場合には早めにご相談ください。 また、繰り返しうっ滞性皮膚炎を起こしている方の原因として隠れていることもあります。 40歳以上の日本人の10人に1人、特に出産経験のある成人女性の2人に1人が発症するとされており、実は身近な病気なのです。

下肢静脈瘤の種類

下肢静脈瘤にも種類があるのをご存知でしょうか? 例えばわかりやすい区別として「ふくらはぎがぼこぼこと膨らんでいる」や「ふくらはぎに青・赤・紫色状に血管が浮き出る」のタイプでも分けることができます。大きく分けると4つの種類があります。 種類によって外科的治療が必要なものから、硬化療法や弾性ストッキングで対応できるものまであり、治療方針が大きく変わります。ここでは下肢静脈瘤の種類別に症状から治療方法までご紹介します。

血管内焼灼術:レーザー治療

血管内焼灼術(レーザー焼灼術/ラジオ波焼灼術)は、逆流が生じている静脈をレーザーや高周波で焼灼し、血管をふさぐ治療法です。 従来の静脈を引き抜くストリッピング手術と比べて傷口が小さく、日帰りでの治療が可能です。 下肢静脈瘤の治療において最も行われている治療法です。特に伏在静脈腫瘍や側枝静脈腫瘍の治療に有効とされています。

血管内塞栓術:グルー治療

血管内閉塞術とは、医療用瞬間接着剤(グルー)を用いて血管を閉塞し、血流を止めることで治療を行う方法です。 「グルー治療」とも呼ばれ、主に下肢静脈瘤の治療に用いられます。 血管内焼灼術(レーザーや高周波による焼灼治療)とは異なり、熱が出ないため熱による合併症や麻酔の疼痛、術後の制限が少ないとされています。

ストリッピング術

ストリッピング術は、下肢静脈瘤の治療法一つで逆流している静脈を引き抜く手術です。 通常、高位結紮術と同時に行います。深い静脈との合流部を縛ることで再発を予防します。 皮膚や内部の傷が大きく、術後も負担があるため現在はほとんど行われていません。

瘤切除術(Stab avulsion)

瘤切除術は、治療が難しい逆流している血管や、見た目に目立つ瘤を取り除くための手術です。この手術は、患者様の症状や血管の状態に応じて選択し、効果的に血管の逆流や見た目を改善することができる治療法です。 多くの場合、瘤切除術は単独で行われるだけでなく、他の治療法と組み合わせて行うことが多いです。喘息の既往があり、硬化療法ができない方には単独で行うことがあります。

硬化療法

硬化療法は、下肢静脈瘤の治療法の一つです。静脈瘤にポリドカスクレロール(硬化剤)を注入し、静脈の内膜を障害させることで血栓形成を促し閉塞させる方法です。術後は1週間から1ヶ月程度、弾性ストッキングによる圧迫によって再疎通を予防します。この閉塞した静脈瘤は徐々に吸収され、数か月以内にかけて目立ちにくくなっていきます。 硬化療法は、3mm以下の静脈瘤や伏在型静脈瘤の術後に残存する側枝型静脈瘤など見た目が気になる方に適した治療法です。 治療箇所の数にもよりますが、片足10分〜20分程で終わり、治療に用いる針も細いため身体への負担が少ないなど、多くの患者様におすすめできる治療法です。

医療用弾性ストッキング

弾性ストッキングは足首に最も強い圧力をかけ、脚の上方に向かって徐々に圧力を弱める構造(段階的圧迫)になっています。 この設計により、静脈の血流が心臓方向に促進され、血液が足に溜まるのを防ぎます。 医療用の弾性ストッキングは、ドラッグストアなどで販売されているサポートタイプのストッキングと比較すると、病態に合わせた圧迫圧の設定、安定した圧迫圧を必要とするための特別な編み方がされています。 そして、医療用の弾性ストッキングは足首の圧迫圧が一番強く、太ももに向かって圧迫圧が弱くなるように作られています。静脈血やリンパ液を心臓方向へ流れやすくするためです。

下肢静脈瘤の予防法|自分でできるセルフケア・弾性ストッキング活用術

無針注射

手術の痛みというと身構えてしまうかもしれませんが、手術の痛みは麻酔時の痛みのみです。麻酔をしてしまえば痛みは基本的にありません。その麻酔時の痛みに対しても、小さなことの積み重ねで痛みの軽減を図っています。 基本的に麻酔は30G針と呼ばれる極めて細い針を用いており、痛みが少ない注射針になります。 また、術後の痛みは少ないです。手術により痛み止めを処方する事もありますが、使用されない方がほとんどです。

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