透析用長期留置カテーテル挿入
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透析用長期留置カテーテル挿入
透析治療を行うためには、血液を体外へ送り出すための“血液アクセス”が必要です。その一つが、透析用長期留置カテーテルと呼ばれる専用の管です。急に透析が必要になった場合や、シャントが使えない際に重要な役割を果たします。
こちらでは、専門的な内容をできるだけやさしく、カテーテル挿入の流れや注意点を説明します。
透析用長期留置カテーテルは、首や胸の静脈に挿入する細く柔らかい管で、透析に必要な十分な血流を確保するために使用されます。
短期のカテーテルより感染しにくい構造で、長期間の使用に適しています。
長期カテーテルには種類がありますが、どれを選ぶかは血管の状態や治療計画を考慮して医師が判断します。
腎臓の働きが急に低下した場合、その日に透析が必要になることがあり、カテーテルが有用です。
血管が細い、詰まっている、皮膚に問題があるなど、シャント作成が難しい場合の選択肢となります。
透析歴が長い方では使える血管が少なくなり、カテーテルが必要になることがあります。
血管の状態を確認し、安全に挿入できる場所を判断します。
挿入部を局所麻酔して、処置中の痛みを軽減します。
負担が少ないよう配慮しながら、適切な血管にカテーテルを留置します。
カテーテルが問題なく機能しているかチェックします。
緊急時の大きなメリットです。
シャントが難しいケースでも透析が可能になります。
血流が確保しやすいため、透析の質が安定します。
発熱・赤みなどの場合は早めの受診が必要です。
カテーテルが詰まると透析に影響が出ることがあります。
挿入部に痛みや腫れが出ることがあります。
長期使用では血流が悪くなる場合があります。
カテーテル部分を濡らさないことが大切です。防水処理など具体的な方法はスタッフがご説明します。
赤み・腫れ・痛みの有無を毎日確認しましょう。
発熱・痛み・出血・ズレなどは早めの受診が必要です。
局所麻酔を使用するため強い痛みはほとんどありません。
数週間〜数ヶ月使用できますが、状況によって異なります。
シャントが使えるようになったらカテーテルを抜去します。
大きく変わりませんが、カテーテルに負担がかからないよう注意が必要です。
経験豊富な医師が、感染管理を徹底しながらカテーテル挿入を行います。透析施設とも連携し、アフターケアも丁寧にフォローしています。
透析カテーテルは不安を感じやすい治療ですが、必要な場面があります。当院ではご説明を丁寧に行い、疑問に寄り添いながら最適な治療方法をご提案しています。どのような段階でもお気軽にご相談ください。
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