
医療用弾性ストッキング
TOP
医療用弾性ストッキング
弾性ストッキングは足首に最も強い圧力をかけ、脚の上方に向かって徐々に圧力を弱める構造(段階的圧迫)になっています。この設計により、静脈の血流が心臓方向に促進され、血液が足に溜まるのを防ぎます。
外からの圧迫によって静脈内から広がる圧力が下がるため、静脈瘤の拡張が抑えられます。症状の進行を予防し、治療後の再発リスクを軽減します。
静脈瘤によるむくみ、だるさ、重さ、痛みなどの症状を軽減します。長時間の立ち仕事だけでなく、長時間のデスクワークをしている場合にも効果的です。
弾性ストッキングは深部静脈血栓症(いわゆる、エコノミークラス症候群)の予防にも有効です。特に長時間座った姿勢を取る場合や手術後のリスクが高まる場合に推奨されます。
家族歴がある場合や、長時間の立ち仕事、妊娠など静脈瘤のリスク要因がある場合、弾性ストッキングを使用することで静脈瘤の発生を予防できます。
長時間の立位や座位が続くことで脚がむくみやすい方に適しており、日常的な脚の健康管理として役立ちます。
下肢静脈瘤治療後の再発予防としても有効です。手術後は弾性ストッキングを数週間から1ヶ月間の着用が必須ですが、その後も着用を継続することで再発を予防できます。手術を受けられる方は、静脈瘤を誘発する背景がありますので着用をお勧めします。
圧力のレベル | 効果と目的 |
---|---|
軽度(15-20mmHg) | むくみや予防目的に使用 |
中程度(20-30mmHg) | 軽度~中程度の静脈瘤や術後管理に適応 |
高圧(30-40mmHg以上) | 深部静脈血栓症や重度の静脈瘤に使用 |
足のむくみやだるさに困っている方は病院やクリニックに相談する前に、ドラッグストアやインターネットで購入される方が多いと思います。
医療用の弾性ストッキングは、ドラッグストアなどで販売されているサポートタイプのストッキングと比較すると、病態に合わせた圧迫圧の設定、安定した圧迫圧を必要とするための特別な編み方がされています。そして、医療用の弾性ストッキングは足首の圧迫圧が一番強く、太ももに向かって圧迫圧が弱くなるように作られています。静脈血やリンパ液を心臓方向へ流れやすくするためです。
また、ドラッグストアで着圧ストッキングを購入したものの履き方が分からない方や履くタイミングを変えた方がいい方が多いです。
以下、当てはまる方は当院にご相談ください。
TOP